世界でいちばんのきみへ

ありがとうとごめんね

拝啓、あの日のわたしへ

今日のFNS歌謡祭でU R not aloneを歌ってくれるということで。大学の手続きそっちのけでブログを開いてしまいました、ゆずです。(おいコラ)

 

NEWSとNEWSファンにとって大切な曲である、U R not aloneについての記事を書きました!受験期にわたしを支えてくれたこの曲への想いを込めて。

 

 

最初はわたしからわたしへのお手紙です。そんな長くもないですが、興味ねぇよ!っていう方は棒線の部分までスクロールして飛ばしてくださったら…🙏🏻

 

 

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3/9。午後九時過ぎ、わたしは今下書きを開いている。明日のために、今日の気持ちを残しておこうと思ったから。

 

ここからは今日のわたしから明日のわたしへのお手紙。

 

 

 

わたしへ。

 

合格発表の日だね。

ほんと長かったね!受験終わってから2週間近く待たされてさぁ、後半の1週間はご飯が全然食べられなかった。インフルでも熱出ても食欲はあるわたしが。ヨーグルトとコーヒーとコーンスープで生きてたよね、わたし。

 

ほんとだったら大学まで見に行く予定だったけど、コロナウイルスのせいで掲示発表が中止になっちゃって。親友と一緒にウェブで結果見ようって高校の近くの駅に集まる約束をしてる。心臓がばくばくして止まっちゃいそう?わたしも。今もう落ち着かないからベッドでゴロゴロしてるのね。ひと足先に桜を咲かせた友達におすすめされた美容系YouTuberさんを検索しようと思ってるところ。

 

わたしがファミレスほとんど行ったことない、って言ったら親友はじゃあここにしよ、ここで合格発表見よっかって言ってくれたんだよね。初ファミレスはどんな感じ?そっか、緊張してそれどころじゃないかぁ。うんうんそうだよね。

 

 

…もう、結果見たのかな。アクセス集中して見れないとか?さすがにサバ落ちは困るからちゃんと繋がるといいな。といってもビビリなわたしは結果が怖くてしばらくグダグダしちゃうんだろうけど。

あ…もしかして泣いてる?

嬉しい涙かな、悲しくて悔しい涙かな。嬉し涙だったらいいな。どっちにしても親友を困らせちゃダメだよ?賢くて、努力家で、びっくりするくらい趣味が合う、わたしの自慢の親友はきっと合格してるんだろうね。

 

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………と、まあ〜〜〜感傷的な文章を書いてました。もうダメだ、落ちたなと思ってたんだよね、わたし。あまりにも恥ずかしいから消したけど、結果見終わったら聴く曲とか選曲して下書きに残してたんだよ。ウケる(ウケない)

 

結果を言いますと、わたしは第一志望の大学に合格しました。努力は、ちゃんと実りました。今日は3月21日。合格発表から少し経って、気持ちが落ち着いてきたところです。

 

わたしの大学受験において、NEWSは切っても切り離せない、ので。この一年間の記憶をここで綴りたいと思います。

 

 

 

 

わたしの高校は国公立大学に進む人がほとんどで、わたしもそのうちの1人です。

 

1年生の文理選択でわたしは理系を選び、医学部を目指していました。親戚にも医療関係者が多いので、本気で医師になりたいと思っていたし、『女の子は資格を取らなきゃダメ』という祖父母の考えを疑うことなく信じていました。(もちろん資格は大事だと思います、わたしも社会系でなにか1つ以上は資格を取るつもりです)

 

父親だった人には理系に進むこと自体、反対されました。「頭のレベルが違う 無理だ」って全否定されました。そういえば、わたしの高校受験のときも志望校を反対されたなってそのとき思い出しました。この人はわたしがどの道に進もうがなにかしら文句をつけてくるんだろうなって思いました。

もう連絡は取ってないけれど、仮にも血が繋がっているひとにそんなことを思わなければならないのは正直つらかったです。

 

「 国語、社会が得意で、興味のある分野も文系なのに、医学部に行きたいがために理系にいる 」ことに違和感を感じていたわたしは、自分がほんとに勉強したいことはなんだろうって考えるようになりました。そして、2年生の夏休みの終わりに文転を決めました。

2年生の冬頃に志望校を考えはじめ、3年生の春、担任の先生との面談で「今の学力から見ても、めちゃめちゃ厳しい大学ってわけじゃないよ。この調子で頑張れば大丈夫!」という嬉しい言葉をいただき、関西の某国立大学の法学部を目指すことにしました。

 

10日間のゴールデンウィークも勉強勉強、ゴールデンウィーク終わってすぐに校内模試、授業も範囲が全部終わって受験用の内容になってくる、朝早く来る人が増える、10分休みもお昼ご飯のときも受験の話でもちきり、帰り道は電車とバスで単語帳を開き、家に帰って勉強勉強。

 

こういう毎日が始まりました。もともと勉強は大好きだけど、さすがにしんどくて。こんな生活が三月まで続くのか、と思うと心もしんどくて。

 

 

 

勉強漬けの日々に苦しむわたしがNEWSに出会ったのは2019年7月14日。期末試験が終わり、大学受験生にとって『地獄』と言われる夏休みがいよいよ始まろうとしているときでした。

 

夏休みは、志望校が同じ友達2人と一緒に毎日毎日学校の図書館に通い、先生のところへ質問に行き、一日10時間ほど勉強しました。8月にはマーク模試と志望校の模試とふたつ受けたり。マークの自己採したら英語がめちゃめちゃよくて、そのあとにHAPPY ENDINGを聴いて、でも確かに君の中に夢がある 夢が君を連れていく 翼はなくても夢の空は飛べるよねの歌詞にちょっぴり泣いたり、それをLINEのひとことにしちゃったり。

 

聞いていた通り夏休みは地獄だったしノイローゼになりそうだったけど、土曜日の夜10時にはボイスがある貴久くん演じる透ちゃんが見れる、と思うだけで一週間がんばる気力が湧いたんです。自担の存在ってすごい。

 

 

 

 

地獄の夏休みが終わり、今度は1、2週間に1回模試がある、模試地獄の二学期に突入しました(結局地獄)(最悪な四字熟語)

 

秋から冬にかけては個人的にほんとにいろんなことがあって、勉強以外でつらいなって思うことも沢山ありました。そのことに気が散って勉強に集中できなくなったり、悪循環。でも、そんなときもやっぱりNEWSに救われたんです。次々と大型音楽番組への出演が決まって、好きになって初めて生放送でNEWSを見たのはベストヒット歌謡祭。SUPERSTAR初披露のときです。そのときレコーダーが壊れてて、スマホでテレビの映像を撮ってたから、貴久くんがラップでSTORYって言った瞬間びっくりして息を吸いすぎてヒュオオオオオって音が動画に入る(いらん情報)

 

 

 

次々と返ってくる模試の結果はそんなに芳しくなくて、志望校判定はいつまでたってもD、よくてC。正直、志望校下げようかな楽しようかなって思ったときも数えきれないくらいあります。いつもは勉強にぜんぜん口出ししない母ともいっぱいケンカしたり。それこそ、あの頃のわたしは負けそうになると誰かのせいにして逃げてしまいそうだった。

 

センター試験は今年で最後だから絶対浪人したくないし、絶対国立に行きたいし、……でも妥協するのはやっぱり嫌で。秋はちょっとサボったな、でも夏休みめちゃめちゃがんばったじゃん、秋冬だってやることはやったよ、現役生はここから伸びる、大丈夫、大丈夫だよって自分に言い聞かせながら不安な毎日を戦っていました。それでもどこかで明日を諦めてないから今日も、また。

 

この頃からです、U R not aloneが強く響きはじめたのは。初めて聴いた時は『すごくパワーのある曲だな』くらいにしか思わなかったけれど、つらくて苦しい日々を積み重ねていくうちに、この曲への思い入れがとても強くなりました。

 

ああどうか力を貸してくれないか

昨日までの僕よ

共に乗り越えてきたじゃないか

 

改めて、すごい歌詞じゃないですか?

『僕が君のそばにいるよ、だから大丈夫』という曲はこの世にたくさんあるけれど、『後ろを振り返ってみようよ。今まで頑張ってきた君が後ろにいるよ。大丈夫だよ』と語りかけてくれる曲に出会ったことはなかった。たくさん苦しい思いをしてきたNEWSが歌うから、そして、わたしもわたしなりに幼い頃から勉強を頑張ってきて、高三のこの一年は苦しい受験勉強を頑張ってきた日々があるから、こんなに響くんだなって思いました。

この歌が心に突き刺さる という事実は、

わたしが今まで頑張ってきた ということのなによりの証明だ!と、自信が湧いてきたんです。

 

 

 

センター試験の会場に行く前、U R not aloneを2回聴いて家を出ました。マークの解答欄を黒く塗りつぶしている間も、頭の中で四人の熱のこもった声がこだまする。目指す場所へ行くと決めたんだろ。

 

結果的にセンター本番は今まで受けてきたどの模試よりも高い点数でした。自己採点したら自信のある日本史と化学基礎でコケててめちゃめちゃヘコんだけど、やっぱりNEWSの曲を聴いて気持ちを奮い立たせました。

 

 

 

二次試験の勉強に完全にシフトした一月二月は、眠れない夜も多くて、そんなときに少プレでSTAY WITH MEが披露されました。バラードが大好きなわたしは、夜寝る前にその優しい歌声を聴いてからベッドに入るようになりました。STAY WITH MEを聴くと、なぜだか不安な気持ちを一瞬忘れられて、ぐっすり眠りにつけるようになりました。

ちなみに、わたしがSTAY WITH MEをどれくらい好きかというと、これくらいです。

 

…ほんとに頭大丈夫????

 

 

 

なかなか点数が伸びなくて(二次は急には伸びないから仕方ないけど)、こんなにやってるのに、と苛立ったり、不安な気持ちが襲ってきたときは、U R not aloneや「生きろ」、フルスイングを聴きました。NEWSだってつらい思いをしてきたんだ。だからこそ今の四人があるんだ、だからこそこんな風に歌えるんだ。わたしもがんばろう。

 

 

 

そして、迎えた二次試験当日。

 

わたしの大学は二次が4教科なので試験は2日間に分けて行われます。とにかくお昼休みが長い!ゆっくりご飯を食べてもまだまだ時間はあるから、U R not aloneやSTAY WITH MEを聴いて心を落ち着かせ、それから次の教科の最後の見直しをして。大丈夫、一切引かないし一切負けない、生まれた日から今日までのわたしが見てるって自分を励ましました。

 

二日目の最後の教科、日本史の終了の合図があったとき、どっと肩の力が抜けました。合否がどうであれ、ここまで走り抜いた。NEWSがいつも隣を走ってくれた、だから最後までやり切れた。そんな思いが心にめぐりました。

 

 

どんな結果になってもやるだけのことはやったから後悔はないなって思っていましたが、ひとつだけ恐れていたことがありました。

もし落ちたら、わたしはそれを『NEWSを好きになったせい』にしてしまうかもしれない。わたしの中にそんな弱い心があったらどうしよう、って。

たぶん、わたしの受けた大学の受験生は、秋、冬から年末にかけての大型音楽番組をすべてリアタイするなんて愚行はしません。センター2日前に自担がゴチのレギュラーに決まるかもしれなくてドキドキして寝れない♡♡なんてこともたぶんありません。

NEWSに支えられてたくせに、もしも、万が一、都合よく掌を返すことになったらどうしよう、ってそれだけが怖かった。

 

 

でも、そんなことにはなりませんでした。

 

 

3月10日。合格発表の日。

 

 

 

わたしは合格を掴みました。憧れの大学で学ぶ権利を得たのです。1番はじめに書いた親友も同じ大学に合格しました。一緒に頑張ってきてよかったね、うれしいね、おめでとうって、泣きながら笑って。

 

 

 

 

わたしは、

慶ちゃんから、一度膝をついたとしても再び立ち上がる強さを学びました。

手越くんに、困難に立ち向かう勇気をもらいました。

シゲは、努力は必ず、必ず報われるって教えてくれました。

貴久くんの、決して曲がらない、意志の強い瞳は泣きそうになるほど頼もしくて、いつも励まされてばかりでした。

 

NEWSが繋げてくれたご縁でTwitterで仲良くなれたお友達もたくさんいます。たくさん応援してくれて、お疲れさま、おめでとうって言ってくれてありがとう。

 

 

 

拝啓、あの日のわたしへ!

今はここで立っています。

誰かに笑われた夢を、今もここで見続けています。

 

今、幸せだよ。