世界でいちばんのきみへ

ありがとうとごめんね

運命の誤算、平行線

このブログにどのような名前をつければいいのか分からない。担降りブログではないし、お気持ち表明のブログでもない。強いて言うなら、大切な思い出を宝石箱にしまっておくようなもの、なのかもしれない。

 

誰かを責めたり、けなしたりはしません。ちょっと暗くなるかもしれないけど、なるべく楽しいブログにしたい!

興味本位でもいいので、もしよければ、テゴマスが大好きだったひとりのオタクが、心の整理をする過程をだれかに見守っていていてほしいです。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

わたしはテゴマスがすきだ。

どれくらい好きかというと、手越くんと貴久くんがにこにこ笑って楽しそうにおしゃべりしてるだけでキュッと胸が苦しくなってしまうほど好きだ。

テゴマスについてのブログを書こう書こうとおもっていたけれど、いざ筆をとるとなにから書けばいいのか分からない、という現象に悩まされていた。すきすぎるがゆえに文章力がついていかないというかんじ、だった。

 

「わたしは」から「かんじ」までは以前に書いた文章そのままで。「だった」は今日つけ加えたものだ。

 

 

テゴマスが、終わってしまった。

 

わたしの大好きな人はシンメを失った。17年と少し、わたしの大好きな人の隣で歌い続けてくれていた手越くんがジャニーズ事務所を退所した。

 

┄┄┄┄┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

わたしがテゴマスに沸くようになったのはいつからだろうか。正直わからない。約一年前、貴久くんにどっぷり落ちてくすぐったい気持ちで増田担を名乗るようになって、4人のNEWSが大好きになって、気づいたらテゴマステゴマスって狂っていた気がする。(時速120kmのスピード感!)

テゴマス担とは名乗らなかったけど、担タレなのかな、やっぱり手越くんにはほかのメンバーよりも特別甘くしてしまうわたしがいた。

 

 

テゴマスといえば、と一番に言われるけど、わたしはテゴマスがおしゃべりしてるのを見たり聞いたりするのも大好きだった。

 

「テゴマスのらじお」は本当に供給の宝庫だったなぁ。毎週ふたりがふざけて手越くんが自信満々にとんちんかんなことを言って、貴久くんがよくわからないめんどくさいボケをして、エンディングでどうにかさくらちゃんをジャマしようと大声をはりあげて、そんなふたりにさくらちゃんが手を焼いて。毎週水曜日はめちゃくちゃ笑って眠りについていた。

 

NEWSでいるときもそうだ。KちゃんNEWS HiSTORYで、(たぶん言わせようとして)慶ちゃんが「バンビーナの増田さんのセリフなんだっけ?」って尋ねても素知らぬ顔で黙っている貴久くんの雰囲気を察して、手越くんが「もっと感じさせてやるよぉ。」ってさらっと言ったのとか、すごいテゴマスって感じで笑ってしまった。そのあとのエスのくだりも最高だった。

 

バラエティ番組ですーぐ手越くんの名前を出す貴久くん、大好きだった。手越くんも手越くんで、「(誕生日のキスが)1番激しかったのは誰ですかー?」って面白半分で青木さんに聞かれて「増田さんですねぇ!」って即答したり、それに「や、やめ、やめろぉ…」って恥じらいを隠せてない貴久くんもかわいかった。

 

「俺は手越と違って…」「てごしてごしぃ」「俺こういう奴嫌いだわー」「いいヤツだよね」「お前ふざけんなよぉ」「かわいいねぇかわいいねぇ♡」「私服ダッサ!」「俺の相方は手越しかいない」

びっくりするけど全部貴久くんの言葉だ。

「イライラして大変だなーと思いますね(笑)」「NEWSのこと考えてくれてるメンバーがいてくれてよかった」「昔から話題が服しかないんだよ」「衣装のこと感謝してる、すごいと思う」「増田さん終了です、ボケる前の顔してんのよ!」「ほんとイイヤツだよな!」「俺が歌うのにまっすーが必要ないはずないだろ」

びっくりするけどこれも全部手越くんの言葉だ。

褒めたりけなしたり忙しいけどどうせ好きなんでしょ?うん??って言いたくなる。

コヤシゲみたいに公開でイチャイチャできない、照れ屋なふたりも好きだった。

2人だけのあの特別な空気感が好きだった。

根底にある陽と陽の空気にどうしようもなく惹かれた。

 

 

性格は真逆、アイドルとしての生き方も正反対で。「同じクラスにいたら絶対仲良くなってない」と口を揃えて言い切る2人が、歌を歌うときだけはびっくりするほど息ぴったりになる。本当に、こわいくらいに。

手越くんは言った。「増田貴久は〝いい〟歌を歌うボーカリストだ」と。

貴久くんは言った。「歌ということに関しての歴史が始まったのは手越がいたから」だと。

歌というフィールドで背中を預けて戦うふたりが、ひとたび目を合わせればお互いほっと安心したようなとろけるような顔をして歌い合うのが大好きだった。

NEWSのライブでも、テゴマスのライブでもそうだ。どんなに遠くにいても、ドームの端と端にいても、必ず目を合わせてハモろうとするテゴマスがかわいくてかっこよくて、ライブDVDを見て何回叫んだか分からない。

たとえばそれは音楽番組でも見ることが出来た。2019年冬のFNS歌謡祭、Love Storyの歌い出しでばっっちり目を合わせて世界一綺麗にハモるテゴマスに頭を抱えた。

 

テゴマスのあいのライブDVDを初めて見たとき、わたしは「あれ、」と思った。どこか不安げで、自信がなさそうで、今の貴久くんとは違う。「俺の方が体は大きいけど手越の方が声デカいし…」とか、「手越がカラオケでミソスープ歌ったら下ハモの俺のごちゃっとした感じがなくていいじゃん!って友達に言われるんじゃない?」とか、発言にも貴久くんの不安がにじみ出ていた。「うた」と聴き比べてみるとたしかに手越くんの歌唱力や声量の伸び、魅せ方の成長は歴然で、貴久くんはそのことに焦っていたのかなと思った。

その次に「まほう」を見て、びっくりした。「貴久くん1年でこんな変わる???嘘じゃん?」と思うくらい、歌もダンスも魅せ方も本当に格段に成長していた。めちゃくちゃかっこよくなっていた。同時に手越くんもまたレベルアップしていた。

こんなふうにテゴマスは同じ道を一緒に猛ダッシュしてきたんだなぁと思った。歌だけじゃなくて、パフォーマンス全部そう。

 

「NEWSの歌を引っ張る」という共通認識があるふたりが、絶対にライブで同時には泣かないこと、すごくすごく素敵だ。

EPCOTIA ENCORE後のインタビューで「泣き虫なんですよ増田貴久は」とほどけた笑顔で言う手越くんを忘れられない。STORY初回盤の特典DVDで「一番の泣き虫は手越だろ!」「いやあなたでしょうが!」とにやついて言う貴久くんと必死で反論する手越くんを、わたしは一生忘れられない。

 

なんか、書ききれなくなっちゃったな。

 

公式写真もテゴマスで写っているのを必死で探した。金銀のテゴマスの公式写真は今も手帳に挟んで持ち歩いている。(もはやお守り) 「貴久くんの隣には手越くんがいなきゃ!」なんて言ってとうとう手越くんのうちわまで集めはじめて、友達に呆れられたりもした。f:id:mmTy_news:20200626011639j:image f:id:mmTy_news:20200626011506j:image

 

わたしはSTORYが初参戦の予定だった。アルバムをたくさん聴いて、テゴマスで歌うパートがいつもより多い気がして大興奮だった。ライブでふたりのハモやユニゾンを聴けるのを心から楽しみにしていた。テゴマスとしての活動はあまり出来ていなかったけど、テゴマスが来年15周年を迎えるから、2021年はもしかしたらテゴマスの活動も見れるんじゃないかってワクワクしていた。リモート鑑賞会をしながら、手越担のシンメと「次テゴマスのライブがあったら…絶対に全ステしようね…」なんて真顔で話したりもした。(狂気)

 

今、もうそれは叶わなくなってしまった。

結局わたしは目を合わせてとろける笑顔で歌うテゴマスを生で一度も見られなかった。

 

 

活動自粛が発表されたあとの○○。「彼を守ってきたつもり」という言葉。とっても重かった。

smileの歌割りでグループごとの割り当て以外に二つもソロパートをもらっていた貴久くん。おそらく、どちらかは手越くんのパートだったんだろうと思う。

退所の一日前、ライブ配信で、ほとんどの手越くんのパートを歌う貴久くん。U R not aloneの大サビ手越くんのパートではただ黙ってじっと一点を見つめる貴久くん。何を思っていたのだろう。

色が減って、しりとりも途切れてしまったNEWSRING。有料コンテンツだからあんまり詳しく言ってはいけないけれど、あの一文は、手越くんに向けたものじゃないかな。書き出しから、貴久くんにしてはあまりにも素直すぎる言葉の並び、言い回し。まるで手越くんがのりうつったみたい、と思った。貴久くんは手越くんの代わりに前に立とうとしてくれているのかな、とも思った。もう盾はいない。自分がどんなに悲しくても、ファンやメンバーやNEWSのために強くあろうとしてくれている貴久くんに涙が止まらなかった。

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

平行線。テゴマスは、背中合わせにならなければ絶対に交わることのなかった二本のまっすぐな線だ。わたしは神さまが運命を誤算してふたりを出逢わせてくれたんだと信じている。だから、これはいつか必ずくる別れだったのかもしれない。17年という長い間ふたりが一緒にいられたのはなにかとんでもない奇跡だったのかもしれない。でも、その奇跡にリアルタイムで居合わせたこと、とても嬉しい。

4人のNEWSを好きなこと、テゴマスを好きなこと、手越くんを応援すること、3人のNEWSを応援していくこと。全部矛盾しない気持ちだとわたしは思っていて。きっと、これからもわたしは貴久くんの背中に手越くんを感じてしまう。

 

 

どんなに時間がかかってもいい、ふたりがまたいつか一緒に笑い合える未来が来てほしい。解いてもまたきっと結びついていく未来を、願わずにはいられない。