世界でいちばんのきみへ

ありがとうとごめんね

ここが世界の中心になる

彼の親友が新たな道を進むと決めた次の日、わたしはWEST.のファンクラブに入会した。神ちゃんかも、流星くんかも、小瀧くんの顔マジで好き!とさんざん迷っていたのに、わたしの指はあまりにもあっさりと、好きなアーティストに重岡大毅を選択していた。

 

メンカラ赤の人は好きにならない、センターは自担にならない、そう思っていたはずだった。

 

 

 

 

これは、メンカラ赤のアイドルに耐性がないオタクがWEST. の重岡くん担当になるまでの備忘録。

 

 

 

 

わたしの中で、自担になる条件は

①グループごと大好きになる

②その上で自担候補のことがダントツで好きになる

③音楽性を好きになる  

の3つである。この3つが揃わない限りは絶対に自担にはならない。さて、重岡大毅さんはどのようにしてわたしの自担条件をクリアしていったのだろうか(偉そう)。いざアマゾンの奥地へ。

 

 

このブログを書こうと思って「重岡」のワードを入れて自分のツイートを検索したら、2021年の年末に中間担の友人に円盤を見せてもらって、まんまと重岡くんにメロっていたのが最初だった。早すぎ。

 

その後に出てきたツイートは2022年JGRのマリカ最強王決定戦の生配信。

重岡さん「ほんま神ちゃん好きやで。大好きやで、俺」←世界でいちばん大切にしたい(怖・オタク)

かみしげはやべぇシンメだと聞いてはいたけど全然覚悟が足りていなかった。乾いたシンメ厨の心にまあ〜〜〜〜〜〜刺さる刺さる。全然好きで困る。無理かもどうしよう。この(↓)やり取り好きすぎてn億回リピートした。ヤベェ。ほんで何時にツイートしとんねん。

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でもわたしはこの時点ですでに3人も自担がいたので。さすがにこれ以上大好きを増やしたら心がもたないと思って、ずっと沼の浅瀬でちゃぷちゃぷしていた。

 

そんな私がWESTくんにより深くハマったきっかけは、WESTube。ブルベの顔がいい男は黒髪センターパートにしとけばええねん教の熱心な信者たるわたしは、2023年それパクの黒髪サラストセンターパートの重岡くんのビジュが死ぬほど刺さった。無理すぎる。元々好きな顔のアイドルが好きな髪型をしていたらおしまいになるのがジャニオタというものである。かねてからわたしを重岡担にしようと機を窺っていたフォロワーさんにここぞとばかりにYouTubeをゴリ押しされた。重岡くんの黒髪センターパートビジュを摂取(摂取?)したすぎて、暇を持て余した夏休みの時期にYouTubeに手を出した。(薬物?)

自分が関西人ということもあって、関西弁のおもしれ〜男が大好きなので、ジャニーズWESTのテンポのいいツッコミとボケが本当に私のツボに刺さった。重岡くん目当てで見始めたけれど、いつのまにかこのおもしれ〜アイドルたちがみんな大好きになっていった。

 

でもまだ理性があったわたしは、音楽系のコンテンツには手を出さなかった。WESTubeが更新されてもそれがパフォーマンスの動画なら意図的に飛ばしていた。理由は簡単。ハマっちゃうから。

このオモロお兄さんたちもステージに上がればたちまちキラキラアイドルになること、わたし分かるもん……ダメダメ絶対ダメこれ以上ハマりたくない……わかるんだもん……トトロ見たもん……←?

しかし運の悪いことに(良いことに)、重岡くんと流星くんの秋冬ドラマが決まった。主題歌はどちらもジャニーズWESTで、まったく毛色の異なる2曲。ついにわたしはジャニーズWESTの音楽コンテンツに手を出した。絶体絶命の重岡くんの光のない瞳に吸い込まれた。神ちゃんの諦観を含んだ悲しげな歌声をバックに、縋り付くような演技をする重岡くんを見て脳みそが溶けそうになった。てか溶けた。(いいえ。)

絶体絶命、Beautifulに加えてAS ONEもよくない。サッカー曲と言えばで思い当たる節がある可哀想なNEWS担なので、思い出に浸ったりもした。

 

その流れで、今までなんとしてでも回避していたジャニーズWESTの音楽コンテンツを一気に見た。それはもうタガが外れたように全部吸った。(吸うな。)多様なジャンルの曲たちに夢中になった。元々知ってはいたけど、歌うま三銃士をはじめ、全員の歌が上手くて最高だった。はじめての東京ドームで星の雨を歌う重岡くんは儚くていつか消えてしまいそうで、苦しかった。担当関係なく全員が近くのお立ち台に立つメンバーの色のペンライトを光らせ、制御無しで綺麗に7色にわかれた東京ドームを見て、ジャス民さんのこともすごく好きになった。

 

・・・・・・・・・・・・まずい。

お気づきだろうか。かなりまずい状況である。繰り返しになるが、わたしの中で、自担になる条件は①グループごと大好きになる②その上で自担候補のことがダントツで好きになる③音楽性を好きになる  の3つだ。重岡くんとジャニーズWESTは①②③を完璧に満たしている上に、わたしはジャニーズWESTのファンのことまで好きになってきている。非常にまずい。

 

9月。NEWSのライブ終わりにフォロワーと飲みにいったわたしが放った言葉はそう、「重岡担って名乗りたいと思っちゃってる」である。呆れた顔をしたフォロワーに「それはもうおしまいだよ」と言われたのを覚えている。

その直後、宇宙を駆けるよだかを一気見してかみしげのデカさに倒れ伏すわたし。←とても可哀想

重岡くん演じる火賀くん、を演じる神ちゃん。神ちゃん演じるしろちゃん、を演じる重岡くん。こんな激ヤバコンテンツがこの世にあっていいのかと。本当に頭がおかしくなりそう。とんでもねぇかみしげ。大学の友人(非ジャニオタ)にオタクの早口でよだかのヤバさを語ったら生涯二番目の女なじりをされ哀れまれる始末。ちなみにこの友人もアイドルを辞めた子に永遠にしがみついてる可哀想ドルオタなので類友である。

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そして、10月18日。ジャニーズWESTを好きな人なら、いい意味でも悪い意味でも記憶に残っている日だと思う。この日、ジャニーズWESTはWEST.に成った。生配信で歌ってくれた証拠のアウトロで「みなさんの人生を謳歌するのに俺たちの歌が必要なら、いつでも情熱かけて、命かけて歌うぜよろしく!!!」と息を切らしながら叫ぶ重岡くんに心が震えた。10周年を目前にして、デビューとともに寄り添ってきた名前を変えなきゃいけない、悲しくて悔しくてどうしようもなくなってしまってもおかしくないときなのに、それを微塵も見せず、笑って、笑う。本当に太陽みたいな人なんだと思った。ああ大好きだ、って思ってしまった。

あと10月はYouTubeを徘徊しているときに重岡くんがウインクをしている動画を見つけて気が狂った。"ウインクというアイドルの象徴のような行為を重岡大毅さんがしている"という事実に、狂った。わかりますか?この気持ち。

 

年末、例の中間担の友人に円盤を借りて、♡24(ニシ)から感謝🎄届けます♡を見始めた。背の高いツインと170cm前後のかみしげが横並びになるのを見て、4人時代のNEWSと重ね合わせてレコーダーと呼吸が一時停止。とてもとても抱えきれなくて、そのまま年末実家に帰省したので、レコーダーとわたしの呼吸は2週間近く放置されていた。

 

そして、決定的な瞬間は突然訪れる。

実家でダラダラしながら中華食べ放題の動画を見返していたとき。なんだか神ちゃんが可愛くてかっこよくて、あー神山担になりたいかもなんて思った次の瞬間、でも重岡担って名乗れないのか、重岡くんのうちわ持てないし、ペンライトを赤に光らせることも出来ないのか、それってすごく・・・嫌やな・・・という自分の感情に気づいて、ものすごく動揺した。そんなんもう、重岡担やん。

そんな心の揺れを抑えられないでいるうちに、冒頭の、中島健人さんのグループ脱退が発表されて。もう、居てもたってもいられなくなった。ケンティーは絶対にずっとずっと永遠にグループにいて、永遠にみんなのアイドルでいるだろうというジャニオタの共通認識が崩れ去った。じゃあもう、この先誰がどうなるかなんてなにも分からないじゃないか。わたしはもう、後悔したくない。わたし、重岡担って、名乗ってもいいかな。

 

そこからの記憶はあまりない。(は?)なんか気がついたらFCサイトを開いて、登録メールを開いて、情報を入力して、「お気に入りのアーティスト」に重岡大毅を選んでいた。

FC入りましたご報告ツイートをしたらフォロワーから今までついたことのない数のいいねがきて笑った。以下、わたしがずぶずぶと沼の底に突き進んでいく様子を見守ってくれていたフォロワーたちのありがたいお言葉一部抜粋。

「ハッピーバースデー重岡担😆😆😆😆😆」

「人はこうして沼にハマっていくんだな…とゆずちゃんが重岡くんに沼る一連の流れを歯茎全開で見ていました」

「テレビと話すタイプのお母さんみたいな感じで、いやーもうそれはそうやろ!!😅って心の中で合いの手(?)入れながら数日見守ってたけどついに おめでとう😘」

おもしれー友人たちに恵まれました。おかげさまで、今日も毎日楽しく重岡担をしています。

 

 

 

 

 

 

どちらかというと裏主人公みたいなアイドルをすきになることが多いわたしが、アカレンジャーを推すなんて思ってもみなかったけど、重岡くんのことを好きになるのはきっと必然だったんだと思う。歌やパフォーマンスにかける思い、まっすぐな言葉と確かな実力、アイドルという人生に対する重たい向き合い方。わたしの短いジャニオタ人生で積み重ねてきた好きの集大成みたいなひとが現れたら、そりゃあ推すしかないじゃないか。

重岡担を名乗り始めて1ヶ月。WEST.の真ん中で、世界の中心できらきら笑う重岡くんに、今日も救われている。